障害のある方々のお仕事に
”風のTシャツ屋さん”の印刷工程は、高知県を中心とした障害者就労支援事業所のみなさんの手によって行われています。
お客様からいただくご注文は、”風のTシャツ屋さん”が責任を持って管理し、提携する障害者就労支援事業所にお仕事を依頼します。
ご注文の内容と、その時々の制作状況を考えながら、障害者就労支援事業所に作業を依頼。事業所では、熟練したスタッフが一枚ずつ丁寧に印刷をしていきます。
この仕組みの下、さまざまな地域の障害者就労支援事業所へ、継続的・安定的なお仕事の依頼が可能となっています。
社会善的営利活動 Profit Activities for Social Good
「営利のビジネスそのものが社会を良くすることで、利益を作る」という仕組み。
合同会社 風は慈善団体ではなく、営利企業であることを大切に考えています。利益を目的とする営利企業であり、社会にとって善いことを行う。
おそらく現在はピッタリくる言葉が存在しないように思いますので、これを仮に「社会善的営利活動」と名づけます。
「風のTシャツ屋さん」の仕組みは、現在、言葉として「障害者支援」という言葉で表現していますが、果たしてこの言葉で合っているのか?という疑問をもっています。しかし現状、この取り組みの軸の部分を表すにピッタリ来る言葉はなかなか見つからず。そのため便宜的に「障害者支援」という言葉をあてています。
「お仕事をお願いする者→お仕事を実行する者」という並列な関係で行われる仕事に、「“支援”する者→“支援”される者」という「支援」という一方通行のような関係性は、言葉として合っていないように私たちは感じています。
そのため、今の段階では「社会善的営利活動」という言葉の方が、合同会社 風の取り組みを表す言葉としてはより良いものと考えています。
提携する障害者就労支援事業所
現在、合同会社 風と協働で制作する障害者就労支援事業所が高知県内に4つあります。
れいほくの里 どんぐり土佐町A
どんぐりでは、パン・菓子を中心に毎日200~300個ほど作っています。また、一年を通して畑仕事や軽作業等をしています。
ワークセンター ファースト大豊町B
嶺北地域の中山間地域で身体・知的・精神障害のある方を対象とした就労継続支援B型事業所。大豊町名産の碁石茶の袋詰め等、受託作業や、合同会社風とシルクスクリーン印刷を行っています。
りんどう本山町C
障害者支援施設しゃくなげ荘と併設。定期的に近隣の飲食店やスーパーから生ゴミを回収し堆肥化。その堆肥を使い、運営する農園で季節の野菜を栽培しています。
障害者支援施設 白ゆり香美市D
母体である社会福祉法人愛成会は1975(昭和50)年に設立。その中の一つ、ワークセンター白ゆりでは就労継続支援B型の工場型として、クリーニング作業を行っています。
お客様からのご注文は、「風のTシャツ屋さん」が提携する障害者就労支援事業所に依頼し、印刷が行われます。
実際に一枚一枚印刷するのは、上記の障害者就労支援事業所の利用者のみなさん。
「風のTシャツ屋さん」の最大の特徴は、実際に印刷を担当するのが障害者就労支援事業所の方々であり、この印刷の作業を障害のある方々が担うことによって、対価としての印刷代や作業代が施設や障害のある方々にお支払いされていくという仕組みにあります。
一緒に仕事をしませんか?
合同会社 風では、一緒にこの仕事に取り組んでくださる障害者就労支援事業所や団体を、常時募集しています。
「お仕事の種類を増やしたい」「高単価な作業を増やしたい」「ものづくりをする仕事があれば」
などなど、少しでもご興味を持っていただけるようでしたら、合同会社 風までいつでもご連絡ください!
企業の障害者雇用
企業の障害者雇用のお仕事としても有効な取り組みです。
企業内の担当者様からのご連絡もお待ちしております。