自治体・団体のオリジナルTシャツ、発注前に決めておく9つのこと

役場や協議会、学校、組合などで、オリジナルのTシャツやポロシャツを作ることになった。担当になったけれど、何から決めればいいのかわからない——というご相談をよくいただきます。

風のTシャツ屋さんでは、自治体や団体のウェアを多く制作しています。その経験から、先に決めておくと見積もりと納期がはっきりする9つのことをまとめました。

逆に言えば、この9つが決まっていなくてもご相談いただけます。一緒に決めていけば大丈夫です。ただ、知っておくと話が早く進みます。

1. 枚数(予備を含めて考える)

まず枚数です。これがいちばん金額を動かします。

ポイントは予備を含めること。配布後に「サイズが合わなかった」「追加で必要になった」ということが必ず起きます。あとから追加すると、版は残っていても手配と印刷をもう一度行うため、1枚あたりは高くなります。

目安として、配布予定数に5〜10%足しておくことをおすすめします。

2. サイズの内訳

ここが団体の発注でいちばん詰まるところです。

「Lサイズ中心で」といったざっくりした指定では、発注できません。サイズごとの枚数が必要です。

そして、自治体や団体ではサイズの幅が広くなります。女性用の号数(7号・9号・11号)から、3L・4L・5L、商品によっては7Lまで。これを事前に集めておくのが、担当者のいちばん大きな仕事になります。

サイズの集計表をそのままお送りいただければ、こちらで商品に当てはめてお見積もりします。表の形式は問いません。

なお、商品によってサイズの展開は違います。「この商品に7Lがない」という場合は、近い別の商品で揃えるご提案もしています。

3. ボディの色

1色で揃えるのか、複数の色に分けるのか。

部署ごと、役職ごと、年度ごとに色を分ける団体も多くあります。色を分けても、印刷の版が共通なら製版代は増えません。ここは意外と知られていないところです。

ただし、濃い色のボディに明るいインクを乗せる場合など、仕上がりが変わる組み合わせもあります。ご相談ください。

4. 印刷する場所と色数

胸だけか、背中だけか、両方か。何色で刷るか。

製版代は「版の数」で決まります。胸1色・背中1色なら2版です。前後で同じデザインを使うなら1版で済むこともあります。

費用を抑えたい場合は、まず1か所・1色で考えてみてください。シルクスクリーン印刷は、1色でもしっかり存在感が出ます。

5. 納期(イベントの日から逆算する)

これが見落とされやすいところです。

風のTシャツ屋さんでは、ご注文確定から通常10〜14営業日で発送しています。ここにデザインを作る期間、確認のやりとり、組織内の決裁の期間が加わります。

イベントで配るのであれば、本番の1か月前までにはご相談ください。それより短いご相談もお受けしていますが、選べる商品が限られることがあります。

それから、完成品が届いてから配るまでの時間も見ておいてください。検品、サイズごとの仕分け、袋詰め。枚数が多いとここで1日かかります。

6. 予算の考え方

「1枚いくらですか」と聞かれることが多いのですが、1枚あたりの金額は枚数で変わります。

理由は製版代です。シルクスクリーン印刷では最初に「版」を作ります。この費用(Tシャツなら13,200円・税込)は、10枚でも300枚でも同じです。

つまり枚数が増えるほど、1枚あたりの製版代の負担が軽くなります。

制作枚数1枚あたりの製版代の負担
10枚1,320円
30枚440円
100枚132円
300枚44円

ですので「予算○○円でどれくらい作れますか」という聞き方のほうが、話が早く進みます。

7. デザインをどうするか

3つのどれかになります。

  • 完成データがある:そのままお送りください
  • ラフや手描きのイメージがある:そこからデータを作ります
  • 何もない:ご相談から始めます

風のTシャツ屋さんでは、地域の障害者支援施設のアーティストにデザインをお願いすることもできます。手描きの線を活かした、味のあるデザインが得意です。団体のウェアでも、このかたちで作らせていただいた例があります。

デザイン制作をご依頼いただく場合は、別途費用がかかります。お見積もりの段階で明示します。

8. 書類と支払いのかたち

自治体や団体の場合、ここを先に確認しておくと後がスムーズです。

  • 見積書の宛名(部署名まで必要か)
  • 概算見積もりが先に必要か(予算要求用に、確定前の概算をお出しできます)
  • 納品書・請求書の形式
  • 支払いの時期(年度内の処理が必要かどうか)
  • 納品場所(庁舎か、現場か、分けて送るか)

風のTシャツ屋さんでは、見積書・納品書・請求書をお出ししています。複数案を並べた概算見積もり(たとえば商品Aと商品Bで比較)もお作りできます。予算を決める段階でよくご依頼いただきます。

9. 翌年以降も作る予定があるか

毎年のイベントや、年度ごとの配布であれば、版を保存しておけます。

同じデザインで翌年も作る場合、製版代がかかりません。1枚あたりの金額がはっきり下がります。

「来年も作るかもしれない」という段階でも、お伝えいただければ版を残しておきます。

まとめ

決めることなぜ必要か
1. 枚数(予備込み)金額がいちばん動く
2. サイズの内訳これがないと発注できない
3. ボディの色色を分けても製版代は増えない
4. 印刷箇所と色数版の数=製版代が決まる
5. 納期1か月前が目安
6. 予算「1枚いくら」より「予算でいくら作れるか」
7. デザインデータの有無で進め方が変わる
8. 書類と支払い概算見積もりも出せる
9. 来年以降版を残せば次回は製版代なし

高知から、全国へお届けします

風のTシャツ屋さんは、高知県土佐町にあるオリジナルウェア制作のお店です。

自治体、教育委員会、協議会、地域イベントの実行委員会、企業、学校のウェアを制作しています。シルクスクリーン印刷では、地域の障害者支援施設と協力し、職人たちが一枚ずつ手で刷っています。

送料は全国無料です。高知県内だけでなく、県外の団体からもご依頼をいただいています。

まだ枚数も予算も決まっていない段階でのご相談も歓迎します。「こういうことをやりたい」というところからご一緒させてください。

お電話でのご相談も承っています。0887-72-9260(9:00〜19:00/土日祝・年末年始を除く)

関連記事

gmap