マラソン大会の記念Tシャツ、予算ゼロで作る方法 ほしい人が買う仕組みと費用

第4回さめうらの郷 湖畔トレイルレースの大会記念Tシャツ。紫のドライTシャツに、早明浦ダムの吊り橋とランナーを白1色でプリント

マラソンやトレイルレースの大会で、ランナーに渡す記念Tシャツ。大会の顔になる品であり、終わったあとも着てもらえる、いちばん長く残るものでもあります。

ただ、担当になった方からすると悩ましい品でもあります。何枚作ればいいのか分からない。 多く作れば余るし、少なければ足りない。そもそも予算が取れるかどうか。

風のTシャツ屋さんがおすすめしているのは、大会が買い取らないやり方です。

第4回さめうらの郷 湖畔トレイルレースの大会記念Tシャツ。紫のドライTシャツに、早明浦ダムの吊り橋とランナーを白1色でプリント
第4回さめうらの郷 湖畔トレイルレース 大会記念Tシャツ

ほしい人が買う。作るのは、売れた分だけ

第4回さめうらの郷 湖畔トレイルレースでは、こういう仕組みでお作りしました。

  1. 大会の募集要項に、Tシャツの1ページを入れてもらう — デザイン・価格・サイズ展開を載せます
  2. 大会参加の申し込みと同時に、Tシャツも申し込んでもらう — サイズの指定と振り込みまで、一度で済ませます
  3. 申込データは主催者側に集まる — 集計したものが風のTシャツ屋さんに渡されます
  4. 申し込まれた分だけ制作して、主催者へ納品
  5. 大会当日、ランナーに渡される

ポイントは2つめです。大会の申し込みと同じ画面・同じ用紙で、Tシャツの申し込みまで終わらせてしまう。 別に申込窓口を作ると、そこで人が落ちます。

この方式の、どこがいいか

大会が買い取る場合ほしい人が買う場合
主催者の予算Tシャツ代をまるごと用意する要りません
余りサイズが合わず余ることがある出ません
枚数の読み当日まで分からない申込で確定します
サイズの内訳申告と実際がずれる本人が選んでいます
ランナー全員がもらうほしい人だけが持つ

いちばん大きいのは、主催者がTシャツの予算を持たなくていいことです。予算が通らなくても、記念Tシャツは作れます。

そして余りが出ません。 申し込まれた枚数とサイズのとおりに作るので、箱に残って翌年まで倉庫を占めるということがありません。

ランナー側にも理由があります。全員に配ると「もらったけれど着ない人」が必ず出ます。ほしい人が自分で選んで買ったTシャツは、そのあと実際に着てもらえます。

→ 制作例:第4回さめうらの郷 湖畔トレイルレース

募集要項のページに、何を載せるか

この方式は、募集要項の1ページでほぼ決まります。 ここで伝わらなければ、申し込みは入りません。

  • デザインそのもの — 実物に近い状態で。仕上がりが見えないと申し込めません
  • 価格(税込)
  • サイズ展開と実寸 — 身幅・着丈。「Mくらい」では選べません
  • 生地 — ドライなのか綿なのか。走る人は気にします
  • 申込の締切 — 大会の申込締切と同じにするのが分かりやすいです
  • 受け取り方 — 当日会場で渡す、など

デザインは早めに決める必要があります。募集要項に載せる時点で、完成したデザインが要るからです。ここが普通のTシャツ制作といちばん違うところです。

いつまでに動けばいいか

締切から逆算すると、こうなります。

時期やること
大会の5〜6か月前デザインの相談を始める。募集要項に間に合わせる必要があります
募集要項の入稿ここまでにデザイン・価格・サイズ展開を確定
大会参加の申込期間Tシャツの申込・サイズ指定・振込もここで
申込締切枚数とサイズの内訳が確定します
集計・発注主催者から集計データを受け取ります
発注から10〜14営業日制作して納品
大会当日ランナーへ

普通のTシャツより、早く動きはじめる必要があります。 募集要項に載せるためです。デザインから相談したい場合は、さらに前倒しになります。

一方で、申込締切から納品までは短くて構いません。枚数もサイズも確定しているので、迷う時間がないからです。

価格をどう決めるか

ランナーに提示する価格は、申し込みが入る前に決めなければなりません。 ここが少しむずかしいところです。

費用の内訳を見ていただくと、理由が分かります。ドライTシャツ(白)に胸1か所・1色で刷る場合です。

枚数合計(税込)1枚あたり(税込)
50枚96,200円1,924円
100枚179,200円1,792円
200枚345,200円1,726円
300枚511,200円1,704円

※ドライTシャツ本体1,000円・白ボディで計算した参考価格です。デザイン制作費は含みません。実際のお見積もりは仕様によって異なります。

50枚と300枚で220円の幅があります。これは製版代13,200円が、売れた枚数で割られるからです。50枚なら1枚264円の負担、300枚なら44円。

何枚売れるかは、申込が締め切られるまで分かりません。だから少なめに見積もった枚数で価格を決めておくのが安全です。多く出れば、その分は余裕になります。

費用は「枚数」より「色数と箇所」で動きます

もうひとつ、価格を決めるときに効くのがこれです。

上の表のとおり、枚数を増やしても1枚あたりはあまり変わりません。 大きく動くのは印刷の仕様のほうです。同じ300枚で比べます。

印刷の仕様合計(税込)1枚あたり(税込)
胸1か所・1色511,200円1,704円
前後2か所・各1色722,400円2,408円
胸1色+背中2色933,600円3,112円

背中を足すと、1枚あたり700円変わります。 そのままランナーに提示する価格に乗ります。

「背中にも入れたい」と「2,000円を超えたくない」は、たいてい両立しません。どちらを取るかを先に決めてください。

なおボディの色を変えても、版が同じなら製版代は増えません。 部門別に色を分ける、スタッフだけ別色にする、といった使い方ができます。

印刷方法の選び方は 「シルクスクリーン印刷は何枚からお得になる?」 で詳しくご説明しています。

「第◯回」を入れるかどうか

大会名に回数や年を入れると、その年のものだという記念になります。予約販売の方式では、ここが効きます。「今年しか買えない」ことが、申し込む理由になるからです。

ただし翌年は版を作り直すことになります(製版代13,200円/1版)。回数の部分だけ変えるのでも、版は新しく必要です。

毎年同じデザインで通すなら製版代はかかりませんが、そのかわり「去年買ったからいい」となります。記念性を取るか、費用を取るか。この方式では記念性を取るほうが、結果として多く出ます。

もちろん、大会が買い取る形でもお作りします

参加者全員に配りたい、予算がすでに確保されている、という大会もあります。その場合は普通にまとめてお作りします。

その場合は予備を見込んでください。 当日エントリー・スタッフやボランティア・サイズ交換・記録用。申告どおりの枚数では、まず足りません。

高知から、全国へお届けします

風のTシャツ屋さんは、高知県土佐町にあるオリジナルウェア制作のお店です。シルクスクリーン印刷では、地域の障害者支援施設と協力し、職人たちが一枚ずつ手で刷っています。

さめうらの郷 湖畔トレイルレースでは、土佐町教育委員会の協力のもと、プリントだけでなく、ここまでご説明した仕組みそのものの設計を担当しました。

「予算が取れないから記念Tシャツはあきらめていた」という大会こそ、ご相談ください。送料は全国無料です。

→ 自治体・イベントの記念Tシャツ・ノベルティ


まずはおおよその金額を確認してみてください

枚数・印刷する場所・色数を選んでいくだけで、その場で概算が出ます。価格を決めるときの土台になります。

お電話 0887-72-9260(9:00〜19:00/土日祝・年末年始を除く)/メール info@llckaze.com(24時間受付)

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